うーん。
夜間ERに救急搬送された患者さん。
夕方から気持ち悪くて、その後冷や汗を書いて胸(前胸部中央)が痛くなった、と。
という主訴を聞いた私は、胸痛の鑑別を進めてたんです。
問診して、診察して、上の先生に検査をしていいか確認して検査して。
でも、心電図もX線もCTも血液検査も、何もない。
診断がつかなくて、上の先生何人かに相談。
もう一度問診をし直してもらったところ。
急性胃腸炎だったようです。
うーん。
確かにCTで胃と十二指腸は張ってたけど。
でもさぁ、主訴と現病歴からは胸痛としか考えられなかったんだもの。
後から上の先生に言われて反省。
最初に絞ってしまうのは危険です。
でも、ERなどの現場では、危ない疾患を最初にr/oするのは基本だから、私がやったことは結局必要にはなるんですけどね。
でも、最終診断が急性胃腸炎になるとは思わなかったなぁ。
お腹の症状何もなかったし、所見何も無かったんだけどなぁ。
やっぱりCTで消化管が張ってた時点で疑わなくちゃいけなかったかな。
一症例一症例から学ぶことが多い今日この頃です。
ERに来てからかなり成長している気がする。
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