おっぱいは、言わば牛の乳搾り的に、赤ちゃんが舌などで上手く蠕動運動をしないと出てきません。
出てき方も一定ではなく、射乳反射が起こった時にばーっと出て、少しお休みがあって、また出て、というような感じです。
哺乳瓶は、ちょっと押したら出ますし、常に出ます。
見た目は似ていても、全然違う二者。
両方を併用していると、楽チンな瓶哺乳に流れる子がいます。
おっぱいは大変だから嫌だ!となる子がいるんです。
おっぱいは大変だから嫌だ!となる子がいるんです。
医学的には、乳頭混乱、と言います。
もともと飲むのが上手じゃなくて練習が必要な早産の子の方が起こりやすいです。
NICUでは、先におっぱいの練習をして飲めるようになってきて、必要であれば瓶哺乳、という順にしています。
家で併用の子であれば、授乳した後にミルク、というのを毎回やるのではなく、おっぱいの時はおっぱい、ミルクの時はミルクにして、おっぱいの回数の方が多いようにします。
そして。
うちの赤子ちゃんが乳頭混乱を起こしました。
満期の体重もある子で、2ヶ月弱の子。起こさないと思ったんです。
なので、仕事復帰して、私はせっせと搾乳をして持ち帰り、それを日中哺乳瓶で飲ませてもらったんです。1日に4、5回。
そしたら、あっという間に哺乳瓶に慣れまして。
帰宅したら、おっぱいのくわえかたが浅い。(=哺乳瓶の飲み方)
夜は赤子ちゃん本人も寝ぼけているので、深くくわえさせてしまえばなんとかなったものの、朝になりしっかり目が覚めてしまうと、おっぱいを嫌がり怒る怒る。
そんなに哺乳瓶が楽だったか、、、
慌てて先輩に事情を話し、日中も極力授乳に帰ることに。
家が病院のすぐ近くで良かった、、、
満期の子でも連続して瓶哺乳ばっかりをすると、乳頭混乱起こすものなんですねぇ。
反省。その後丸24時間経つ頃には、直接授乳の飲み方に戻りました。
いやはや。
そして、この事態を聞いた研修医の言葉がすごかった(笑)
「2ヶ月の子が、しかも好きなおっぱいのはずなのに、楽な方に流れるんですもんね。
そりゃ、いわんや我々大人は、って話ですよね。」
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