CV=central vein=中心静脈
なんですが、要するに中心静脈に入ってるカテーテルを指すことがほとんどです。
古典的には、鎖骨下静脈・内頚静脈・大腿静脈など、体のあちらこちらからの静脈が集まった太い静脈に刺す点滴みたいなものです。
対象語は末梢ライン。
手とか腕とかに刺す普通の点滴ラインのことです。
まぁ、今はその中間に当たるPICC(ぴっく)もあります。
PICC=peripherally inserted central catheter= 末梢挿入中心静脈カテーテル
腕などの末梢から入れて、カテーテルの先を中心静脈まで入れておくものです。
さてさて。
CVの適応としては、
①末梢静脈を確保できない場合
(血液疾患の治療、集中治療のように確保が難しいが様々な薬剤を使う必要がある場合とか。末梢から投与するのはちょっと、、という薬とかもありますし)
②中心静脈栄養
(末梢からの栄養でもいいのですが、末梢からではかなり薄いものしか投与できませんので、濃い栄養を投与する必要がある場合は、CVが必要です)
③その他
(中心静脈圧の測定(集中治療時などの循環管理に必要な場合も)・透析(もちろん、長期に血液透析をしていく場合は腕にシャントを作成しますが、集中治療などで 短期的に必要だたり緊急的に必要な場合はバスキャスが必要になります)
大人の場合は、CVを入れる際はエコーなどで見ながら(比較的簡単に)挿入します。
ところが、小児ではそうはいきません。
太い分、抜かれてしまえば出血が止まらない危険性があります。
入れる際もきちんと動かないでいてもらないと危ないです。
そもそも、入れる先の中心静脈も大人と違って細いです。
という訳で、CVを入れるというのは小児にとってはおおごとなんです。
手術室で全身麻酔で行うことも多いです。
血液疾患などで長期に必要な場合は、感染や抜かれてしまうリスクを考慮し、皮膚の下を長めに通しておきます。
いやはや。
それにしても、久しぶりにオペ室に入り、手洗いもし、久しぶりにプロテクター(正しい血管に入ったかどうかを確認する為に、X線の動画である透視を行う為、必ず着込むんです。これが重いし暑いし私苦手><)着込んだし、1時間のオペで意外とぐったり。
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