SIDS=Sudden infant death syndrome 乳児突然死症候群
最近はSudden unexplained infant death的な言い方もするらしいです。
(なんか違った気もする。。。)
定義は
それまでの健康状態および既往歴からその死亡が予測できず、しかも死亡状況調査および解剖検査によってもその原因が同定されない、原則として1歳未満の児に突然の死をもたらした症候群
つまりは、元気だった子の原因不明な突然の死亡のことです。
ただし、本来は解剖しても原因が不明な場合、とされていますが日本では解剖率があまり高くないことから、臨床的に判断されていることも多いです(その場合は、SIDSというよりは不詳の死ってことになるけど。)
4000人に1人くらいとは言われており、2−6ヶ月がピークなんだとか。
リスクファクターとして知られていることは、
*うつぶせ寝
*喫煙(両親を始めとした周囲の人々の)
逆に減らすと言われているのは
*母乳栄養
でも、あくまでリスクファクターであって原因ではないんですよね。
あと、今言われているのが、Long QTの子は突然死しやすいのではないか、ということ。
大人でもそうなんですが、QT延長の人はVfとかの致死的不整脈(心停止)を起こしやすいから。
2ヶ月の頃が人の人生で一番QTが長くなるらしく、危ないんだって。
それが本当ならスクリーニングが出来たらいいんじゃないかという話もあるんだとか。
いずれにせよ、突然亡くなってしまうとか突然何かがあるっていうのは辛くて悲しいよね。
小児科医になるの止めようかと一瞬思っちゃうよね。
特に、新生児ー乳児って小児の中では死亡率が低くはない年齢だし。
止めないけどね。普段の仕事はやっぱり小児科医がいいかなって思うから。
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