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Sep 20, 2011

先天異常

という言葉はあまり好きではないですが。
生まれた時からあるものの場合、教科書的にはそういう分類。

で。
沢山そういうのはある訳です。
遺伝するものもあるし、関係ないものもある。
病気、というよりも体質、という方が近いものもある。

沢山沢山あるなかで、多分、診断されていない場合も沢山ある。
子供が診断されて、初めてそういえば私もそういう体質ですっていう親がいたりするもの。

そして思う。
診断なんてなくたってそうやって何の問題もなく大人になる人も沢山いる訳で。
でも、診断することで何に注意しなくちゃいけないかが分かったりするから、やっぱり分かるものなら分かった方がいいのかもね。


今同じ職場で働いているとある先生は、そういう生まれつきの体質だったり病気だったりが専門です。
だから、横文字の聞いたことのないような病気も沢山沢山知ってる。

◯◯だったら、△△っていう病気が裏に隠れてるかもしれないから、××という症状・所見がないかどうかは必ず確認しないと。
でも、●●だったら、少し奇形はあるけど大きくなってくれば大きな問題にはならないから、病気というよりは体質に近いかな。
とか。

その疾患、症候群、症状について本当に的確な説明が返ってくるんです。
自分で診た疾患は頭にすんなり入ってくるけど、診てないものは教科書を読んでも頭にあんまり入ってこない私には一生かかっても無理だと思います。

体表から分かる奇形(特に顔貌)は裏に体質だったり疾患が隠れてることも多々ある。
でも、その顔貌ならこの病気、っていうのを知らないと、多分見過ごしちゃうと思うんです。
でも、逆にそういう専門家は顔を診ただけで診断を下せたりもします。

プロってすごい。

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