inoperativeの略で、つまり手術不能ということです。
手術室で使われる場合には、「お腹を開けてみたけど、とても手術できる状態ではなかったので、そのままお腹を閉じた」という状態のことです。
例えば、先日あった例で言えば、肝癌の手術をする予定でいたんですが、開腹してみたら肝不全が事前の予測(画像その他から)よりも進んでいる状態で、肝癌を切除してしまうと、残りの肝臓で肝機能を維持することが出来ない状態、という患者さんはインオペになりました。
今は、画像診断とかも発達していますから、そんなにある訳ではありません。
でも、たまーにあります。
上の例もそうですし、後は、事前に、インオペになるか手術可能かはギリギリかもしれない、という場合もあるみたいで。
麻酔申込書のところに、その旨が記載してあった症例もありました。
その場合は麻酔側としても、すぐに麻酔を終わらせる可能性があるんだな、と覚悟をして準備しておきますけどね。
インオペの麻酔をしているととっても微妙な心境になるのは私だけでしょうか。
やっぱり、なんとも言えません。
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