Pages

Jun 12, 2009

自分で引いた線を取り払う

今週に入り、慣れたこともありますし、終わりが見えてきたこともあります。
改めて、自分を振り返ってみました。

*:,..,:*:,..,:*:,..,:*:,..,:*:,..,:*:,..,:*:,..,:*

結果。
私、努力足りてないんじゃない?って思ったんです。
やれることを本当にほんとーに全部やれてるのか。
そう思ったときに、もっと頑張れることはあるはずだ、って思ったんです。

日本語でもプレゼンとか、上手にまとめるとか要約して話すとか、苦手意識を持っています。
英語でなんてー>< って思っていました。日本で英語の練習してたときもすごく苦手でした。
Neuroを回ってるときからすごく苦手で、先生に教えてもらいながらすこーーーしずつやっていました。

だけど、苦手だから、って自分で線引いてない?って思ったんです。
多分、引いてました。いえ。確実に、引いてました。
ようやく自覚しました。
努力してないじゃん、、、って。

*:,..,:*:,..,:*:,..,:*:,..,:*:,..,:*:,..,:*:,..,:*

猛烈に反省し、朝1時間早く行くことにしました。
4時半起きです。5時半過ぎには病棟にいます。

なぜか。
まぁ、病棟の一部のPCは日本語を表示するから、そのPCを使いにいく、というのも多少ならずあるんですが(笑)それは5-10分程度の話です。

でも、朝の話の前に半日前のお昼から話をさせてください。

*:,..,:*:,..,:*:,..,:*:,..,:*:,..,:*:,..,:*:,..,:*

午後は毎日のように新患を取っているので、お昼を食べ終わった後は、その日に取る新患の情報収集から始まります。
以前のカルテ、ERのカルテ、外来カルテ、外病院の記録など、今ある物に目を通します。
その段階で、ワードでAdmission noteを書き始めることが多いです。
自分のTemplateに分かってることを記載し、聞きたいことも下線をつけて書いておく、というのが今の私のスタイルです。

午後に実際に患者さんが来たら、問診・診察をして、noteを仕上げます。
この段階ではPrelimですが、かなりしっかり書きます。
日本では先生のOrderを見てPを埋めることも多かった私ですが、ここでは学生が全てしっかりやれることを求められます。得られた情報から何を考えて、どうしたいのか。
11月に最初に実習を始めたころはSを埋めるのがやっとだったのに、今はちゃんと自分なりにではありますが、A/Pを埋めているから不思議なものです。

ちなみに、アメリカでは学生もOrderを入れられます。当然、先生のco-signは必要ですが。
権限としては、日本でいう研修医程度です。やってる内容・考えられる度合いも研修医程度ですが。
まぁ、私はorderが難しくて(内容ではなくて、PCの操作の都合が。。。)、たいてい先生に入れてもらってます。

自分なりのPrelim noteが出来たら、Residentの先生が一緒にGo overしてくれます。

S/Oはさすがにそんなに直されません。
先生に書くの上手、って褒められたくらいですから。
8ヶ月日本で地道に添削してもらったおかげです。

たまに、現病歴(HPI)に入れるか既往歴(PMH)に入れるか迷う時があって、そういう場合私はとりあえずHPIに入れておいて(HPIの方がしっかりした文章だから、後で直しやすい)先生に"これってどっち?"って聞くので、それをPMHに移動されることはありますが。

A/Pに関しては、最近はだいぶマトモになってきたので、"ちゃんと考えられてる。I agree."と言ってもらえることも増えてきました。
Residentの先生が私のカルテの下に見ましたよ、のSignと、少し付け加えをして完了。

そのカルテを印刷して帰宅します。

その日の夜(というか、毎日新患取ってるから毎日だけど。)、そのカルテを元に、翌朝のPresentationの練習をします。
どこをしゃべるか、ということを考えるのと、医学英語をしゃべるのが苦手だから、発音を辞書で確認して、ちゃんと滑らかに発音できるように、何度かカルテを音読します。

*:,..,:*:,..,:*:,..,:*:,..,:*:,..,:*:,..,:*:,..,:*

そして翌朝。
5時半過ぎに病棟へ。

さすがに患者さんに会いに行くのは気が引ける時間帯なので、まずは昨日からOver nightにかけて入ってきた新患さんのAdmission noteを印刷し、目を通します。
私自身、午後には毎日新患を取っていますが、それ以外にも大体2-4人程度入ってきます。
Roundではみんなぺらぺらぺらぺらーっとプレゼンをするので、私の英語力と医学力では、事前に情報を入手しておかないととても理解できないんです。。。

次に、自分の患者さんの情報収集です。
これは先週の日記に書いたとおり。

次に、Progress note(日々のカルテ)を書き始めます。
集めた情報を全部書き、自分で思ったAssesment & Planを書きます。
この段階では当然Prelimですが、自分で全部考えられるようにならないと力にならないと思ったので、かなりしっかりとしたカルテを書きます。
何を考えて、だからどうしたいのか。A/P重視です。

そして、そして、ここからがResidentの先生に感謝している部分なんです。
朝、私の患者さんのプレゼンをResidentの先生に1回させてもらいます。
ほかの学生はもう出来ることだから、やってませんが、私はやってもらってるんです。
○○を考えるんだから、私なら××も言うな、とか、かなーり容赦なくダメだしをされますが、とっても為になります。

そして、いよいよRoundです。
(ちなみに、今週からAttendingの先生が変わり、私の好きなWalk round形式(実際に患者さんのところに行く)になったんです♪)
それでもまだまだ出来なくて、ResidentやFellowに助けてもらいながらだったりしますが、以前と比べたら、なんとかAcceptableにはなりつつあるのではないか、と。

自分で取った新患以外の新患のnote(朝印刷したもの)を見ながら先生のPresentationを聞き、実際にどこをしゃべってるのか、とかを考えながら聞くこともあります。

Round後に、朝書いたカルテを修正し、Residentの先生のsignをもらい、午前中終了。
お昼のカンファに出てお昼を食べ、↑の振り出しに戻ります。

*:,..,:*:,..,:*:,..,:*:,..,:*:,..,:*:,..,:*:,..,:*

人間、頑張ってるようで頑張ってないものです。
だれだったか、友達が「頑張ってる、と思ってるときは頑張れてない」って言ってました。
そうなのかもしれません。

今の病棟のチームは非常に非常にいい先生たちばっかりです。雰囲気も好きです。
後2週間のうち、来週は病棟にいられることになりました。
後1週間の病棟と1週間のConsultです。

自分で引いた線を全部ぜーんぶ取り払いたいです。
多分、自分で無意識に引いている線っていっぱいあると思ったから。
でも、まずは線に気づかないと消せない。

No comments: