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Apr 30, 2010

GW

今日。6年目の先生が言い出しました。

先生 "GW決めようぜ。"
私 "GW??"
先生 "GW、ゴールデンなウィークに決まってるだろ。"

私の頭の中には存在してなかったので、心底びっくりしました。
その後の会話が面白かったので、ご紹介します。

私 "なーんだ、何かの薬かと思いましたー(笑)"
先生 "だろ?すっげー効きそうだろ?"

私 "強力ですけど、五月病っていう副作用が付いてきますよ(笑)"
先生 "お前の辞書にそんな言葉はない"
私 "いえいえ、そこは流行りに乗っとかないと。"

そこまで、6年目の先生と私との会話だったのに、そこで2年目のO先生がたまらず会話に加わりました。

O先生 "流行っていうか伝統じゃない?(笑)"
私 "確かにー(笑)"


とまぁ。
連休中、上の先生たちはもちろん、順番にお休みなんですが、研修医もなんとかお休みを2日確保できそうです。
土日もずっと出勤だったから。初めて。
すごくビックリしました。

Apr 29, 2010

80から100

なんの数字でしょう??

答え;医者の1週間の勤務時間

世の中の法律では40時間である、ということは嫌というほど理解していますが、仕方ありません。
ちなみに、多くの病院で医者は非常勤です。
残業代、休日出勤代は出ません。
日給×平日の数で給料が決まります。

勤務は平日がだいたい7時くらいから9時とか10時過ぎまで。
土日は少し少なくて、早い日では昼に終わります。
患者さんが安定してないと気づくと夕方・夜です;;

100時間を越えてしまうと有意に自殺率が高まってしまうので、100時間は越えないようにはしようとはしてます。

慣れ、って怖いです。
こんな環境に長らくいてしまうと、週に60時間って聞くとものすごく楽に感じるんですよ(笑)

よくないよくない。
極力、自分を守って長く生きていけるような、そんな生き方をしたいと思います。

Apr 28, 2010

移植

血液内科は内科なのに移植をやってるめずらしい内科です。
骨髄移植とか、末梢血幹細胞移植とか。

どう移植するか知ってます??


私、骨髄に針を刺して、注入するんだと思ってました。
もしくは、骨を開けて骨髄を入れるんだと思ってる知り合いもいました。

実は、単なる点滴です。
骨髄液を(そう、意外かもしれませんが液体なんです!)点滴するんです。
取ってきた骨髄や末梢血幹細胞が入っているパックを点滴します。
輸血に近い感じです。

意外ですよね。

点滴とか輸血は最中に医療者がずっと様子を見ているということはありませんよね?
移植では、途中で何かあったら大変ですから、ずーっと医師が貼り付いて実施します。

ちなみに、採取する方法は実に単純です。
骨髄バンクとかで骨髄をいただく場合、腰骨の背中側のところに針を刺して、いただいてきます。
2lくらい採取するので、増やすようなお薬を使ったりもします。

身内や自身の末梢血幹細胞を採取するなら、白血球を増やすお薬を使い、増えたところで、献血のもっと大がかりなような感じで採取します。


なぜか、私は移植の患者さんばっかり担当でビックリな感じです。
白血病とリンパ腫も少しいますけど。
メジャーなはずのR-CHOP(抗がん剤治療の一種)とかをやる方はいません。
隣のグループにはいっぱいいるんだけどね。。

Apr 24, 2010

目標宣言

慌ただしく過ごしている間に気づけば3週間過ぎ去ってしまいました。
みんなにダメだダメだと言われ続けてるはやたまです。

『出来る研修医』になりたい。
そうは思うものの、何をしたらいいかもさっぱり。
技術は練習をすれば良いわけで分かりやすいですが、頭の中、思考能力は難しいです。

そこで、少し具体化してみることにしました。
今の目標。

1 プレゼンテーションを上手くなる
カンファや日々のチームカンファで毎回ボコボコにされてるので。
そして、確かにすごく下手くそなので。

具体的には、
朝もう少し早く行って、上のS先生が来るまでに患者さんをもっときちんと把握して何が問題か、何に注意するかを自分で考えておく。
で、S先生に朝プレゼンテーションをする。

これで人に伝えるという機会は単純計算で5回増えます。
練習あるのみ。


2 鑑別をもっときちんとする
わずかなおかしいことも、もっと考えるようにします。
何を鑑別として考えて、何をして、どれが疑わしいと考えるのか。
今は時間がないと言い訳をして大雑把にしか考えてないから、先生に突っ込まれたらタジタジしてます。

また、S先生になんでですか??
と思わず聞いて答えをもらってしまうこともしばしば。
せめて『◯◯だからですか?』と聞くようにする。

を目標にします。
頑張れ、私。


最近、先生に『生きてさえればいいよ』と言われます。
そんなには死にそうなオーラをはなっていないと思うんですが…

白衣

白衣。
日本の病院ではみんな着ます。
どんな白衣を着るかは、まぁ、うちの病院では自由です。
多分、ほとんどの病院で自由です。

☆学生・研修医的白衣選びポイント☆
1 半袖か長袖か
どっちでもいいですが、袖が触れたりするのは不潔ですから、長袖を着るなら袖を捲る場合が多いです。
だから、私は半袖が好きです。
ちなみに、長袖の方が種類は多いです。

2 ポケット
白衣にはいろんなものを詰め込んでます。
頭が足りない私みたいな研修医は特に多いのです;;
名札、ペン(ボールペン、油性ペン)、聴診器に始まり。
PHS、USB、懐中時計、ペンライト、ポケット本や参考書、書類(担当患者さん情報)の類、ハサミ、テープ、駆血帯、電子辞書やiPodtouch、小銭入れ、電卓、放射線量測定バッジ、メガネ
など。

白衣を脱いで持つと、かなーり重いくらいです。。
なので、ポケットの大きさとか、向きとかは大事です。

3 丈
まぁ、どうでもいいと言えばいいんですが。
やっぱり膝上くらいが私は好きです。

長いと動きにくいし、しゃがんだりしても邪魔ですし。
研修医にとって機動性は大事です。多分。
あ、後は、丈によっては脚がすごく短く見えますし(笑)

4 デザイン
シングルなのかダブルなのか
襟の形
後ろにベルトがあるかないか
など。
お好みで。


まぁ、そんなこんなな基準で選んだ白衣が届きました。
丈が長いけど、それ以外は希望通り、みたいな白衣だったんです。
そこで、私がやったこと。

丈だけが気にくわないのだから、丈を切る(笑)
だって、襟とかポケットとかは直せないけど、丈は直せる!
なかなかいい感じに仕上がりました。

洗濯に出せないと困るから、同じのを買って、また裾あげ予定です。
気分はスカート丈をあげる女子高生(笑)

Apr 18, 2010

面倒をみてもらえるということ

数日前の日記で、学生さん、っていうのはすごく幸せな立場だ、という話を書いた気がします。
学生に限らず、今の私もかなり幸せな環境にいるなぁ、と改めて思いました。

* 回りたかった科を回れている
4,5月は血液内科です。
小児科に行くにあたり、回りたかった科です。
なかなか希望が通らないといわれている中、実は第一希望です。

* 同期に恵まれてます。
困ってたら助けてくれるし、凹んでたら慰めてくれるし、一緒に頑張っていこうね、という環境です。
もちろん、私も周りが助けを必要としている時には助けていけたらと思います。
まだまだ、そこまでの余裕がないのが悲しいところですが。

* 先輩に恵まれてます。
学生時代もそうでしたが、今もそうです。
先輩というか、先生というか。

学生のときに最初に回った循環器内科でお世話になったSI先生に関してはとってもはっきり覚えています。
すごく優秀で、テキパキしてて、憧れでした。
S先生みたいになりたい、そう思いました。

研修医として最初に回っている血液内科でお世話になっているS先生もすごく優秀で、頭が回って、憧れます。
数年後にS先生みたいになりたいです。
きっと、最初についた先生だから、循環器のSI先生と同様、いつまで経ってもはっきり覚えていると思います。

S先生、沢山のことを教えてくれます。
採血のコツに始まり、今受け持っている患者さんのとあるプロブロムに関することを日々少しずつ教えてくれます。
CXRの読み方、頻脈の対応、高Kのこと、O2投与について、GVHDのこと、などなど。

毎日少しずつ賢くなってる気がします。
もちろん、自分で学んでいかなくてはいけないので、自分でも土日は本を読んでみたり、先生に教わったことを復習してみたり、実際に自分の患者さんに当てはめて考えてみたり。
少しずつやってますが、まだまだ足りません。

先生の中には、下の先生や学生を教えることをしない人もいます。
もちろん、自分で学んでいくのが基本ですから、それも正しいと思います。
でも、学ぶテーマやきっかけをもらったり、疑問にすら思っていなかったことを質問してもらったり、実際に自分がやったことへのFeedbackとかは大切だと思うんです。

それをしてくれるS先生に当たった私は幸せだと思います。
まぁ、S先生チームは移植の患者さんばっかりで明らかに大変だというのはありますけど(笑)


そして、私も今度はそういう環境を学生に提供していけたら、と思います。
まだまだ自分自身が足りない状態だから、どこまで出来るか疑問ではあるけど、徐々に出来たら、と思ってます。

来週か再来週、もしかしたらゴールデンウィーク明けには医師免許が届き、ついに処方や検査のオーダーを入れられるようになります。
楽しみなような、でも、今の仕事に+αかと思うと不安でいっぱいだったり。
それまでに極力、今の仕事には慣れておきたいと思います。

Apr 16, 2010

1つ嫌なことがあれば、1ついいことがある。 いいこと編

さて。
前回は今日凹んだ話をしましたが。
その後、午後に嬉しいこともあったんです。

午後に患者さんたちのところを再び回っている時のことです。
とある患者さん(入院が長い方)に言われました。

"先生、2年目?"

どういう意味だろう?
と思って、"いえ、私まだ1年目ですよ。なんでですか?"って聞いたら。

"いや、上手だから2年目かと思った"

って。
何がかと思ったら、なんでも、私の採血は上手なんだそうです。痛くないんだとか。
1月担当してた研修医とか、2月3月を担当してた研修医の人は痛かったのだそうで、"1年目の終わりの人だったのにね、先生の方が上手だよ。何が違うんだろう。センス?"って。

そういえば、別の患者さんにも今週最初の頃に、先生は注射の類が上手だから大丈夫よ、って言われました。

なんか、すごく嬉しかったです。
まだまだ日々自己嫌悪の日々のなか、褒められることなんてないなか、本当に嬉しかったです。
私でも、いいこと、1つくらいあるじゃん、って。


さらに。
その後、ライン(点滴の管)を採るのが難しいので有名な患者さんのラインを採ることになったのですが、それもちゃんと採れました。

前回入院時は、2年目の研修医が担当していて、3回やってもラインが採れず、S先生(私の上の先生)に泣きついたそうです。
上手なS先生でも難しいのだそうで、その患者さんでラインが採れたら合格だ、と言ってもらいました。

嬉しかったです。
学生の頃から、採血だったりラインだったり、出来ることはやらせてもらっていたことは無駄にならなかった、と思いました。
学生の頃はやりたい、と言えば、採りやすい患者さんでやらせてもらえたりしますから。
でも、研修医はえり好みできずに、採りにくい患者さんでも採らなくてはいけませんから。


凹むことがあっても、めげずに生きていこうと思います。

1つ嫌なことがあれば、1ついいことがある。 嫌なこと編

研修医として働き始めて早2週間。
もう、日々自己嫌悪で、疲れ果てて泣きたくて。

そんな日々な中、今日はついにインシデントレポートものをやらかしました。
いえ、私のミスではないと信じてますけど。

朝、全員の診察と採血をしました。
採血したスピッツ(小さい試験管のような、血を採る容器)を検査室へ提出して5分後。
検査室から電話が。

"AさんとBさんの血中濃度検査が未来検査なので、受け付けられません"

つまり、今朝出したさまざまな血液検査の中でも、血中濃度検査の検査オーダー時刻が9:00ではなく21:00になっていたので、それを9:00に修正したラベル(スピッツに貼る、患者さんの名前と番号、バーコードが記載されているシール)に変えて欲しい、と。

そこで、印刷して検査室へ持っていったところ。
入り口で、"あ、ありがとうございます"と受け取ってもらったんです。

安心して、病棟へ戻って30分後。
検査結果を見て愕然としました。

免疫抑制Aを投与しているAさんの、そして、免疫抑制剤Bを投与しているBさんの、それぞれの免疫抑制剤血中濃度が検出検度以下だったんです。
どう考えても、おかしい。

でも、他の血算・生化などは正しい値なんです。
AさんとBさんでは明らかに違うので、おそらく間違いなく正しいです。
でも、とにかく血中濃度がおかしいものはおかしい。
先生方にも、2日の間にそんなに下がるのはおかしいから、患者さん取り違えたんじゃない?と言われ、真っ青になりながら採血をやり直して、すぐ提出しました。

30分後。
適正な値の結果が上がってきました。

患者さんの血中濃度が適切だったことは、本当に安心すべきことです。
でも、問題が1つ。

私が間違えた?
患者さんを取り違えた?

もう、本当に泣きそうでした。
何やってるんだろう、私。

でも、採血をする際には、事前にスピッツにラベルを貼って持って行きます。
患者さんの前でも確認をした上で採血しています。
間違ってない、と思います。
多分。

今回のインシデントの可能性は2つ。
1.沢山あるスピッツ中の1本、血中濃度のスピッツが入れ違いになっていた。
確かに、全部は確認してませんから。
検査部からは患者さんごとに違う容器にスピッツが入ってくるので、数本見てその患者さんだったらそれで採血してます。

2.検査部にラベルを提出したので、検査部が変える際に張り間違えた。
こちらの可能性が高いと私個人的には思っています。


いずれにしても。
インシデントレポートものです。
今日はこれで半日は凹みました。
みんなに、大丈夫だから、って励ましてもらいました。
ありがとう。
今後、もっともっと気をつけて日々の業務を丁寧に行っていきたいと思います。

Apr 14, 2010

オペ出し

血液内科ローテート中のはやたまです。
"内科"なのですが、本日はオペ室へ行きました。

そう、外科とオペ室が大の苦手の私が(笑)

まぁ、いろいろ書くと問題があるので省略しますが。
血液内科的な疾患の治療のため、4月末には転院をして5月に移植が決まっています。移植の為には、体の中に感染源があってはいけません。
でも、この患者さん、病気が鼻の中だったので、口と鼻と副鼻腔がつながってしまい、ひどい副鼻腔炎を起こしてしまってるんです。毎日毎日洗っても全く奏功せず、オペの方針となったんです。

何がビックリって、オペが決まったのが昨日夜の耳鼻科のカンファにて。
その連絡が私たちに来たのが昨日の夕方。夜に本人に説明。
夜9時半から、今日のオペの書類を全て準備する私と私のついている上の先生。

ところが、今日の午前中は骨髄穿刺が2件、腰椎穿刺・髄注が1件。
タダでさえ忙しい日なのです。


私の本日の行動。

朝6時半に病棟へ。
(ちなみに、昨日の夜も、私以外の研修医は8時には帰宅して沖縄料理をみんなで食べに行ってたのに、気づけば私は11時前;;)

担当患者さん全員の診察・採血を済ます(本日より採血も独り立ち。忙しくてとてもじゃないが、先生についてきてもらうのは無理><)
8時には終わらせ、検査以外の項目でひとまずカルテを書く。

8時半:手術に必要な検査を緊急で行う手配の為の電話かけ。
9時:上の先生(以下、S先生)がオペ室に緊急手術を申し込み、麻酔科ともかけあっている間に、私は朝の採血結果をチェック。輸血が必要だったり、免疫抑制剤の濃度変更が必要な人をピックアップ。

9時半:昨日より抗がん剤治療が始まった患者さんの24時間目の血中濃度の測定の為の採血へ。
10時~:骨髄穿刺2件(S先生が行う補佐につく)
12時:検査結果を患者さんたちに説明し、薬なり検査なりなどを説明して回る。

13時:腰椎穿刺1件(S先生が行う補佐につく)
14時:こういう日に限って、S先生はどうしても役所にいかなくてはいけない用事があって、14時から16時半まで抜ける。。。私は腰椎穿刺後、検査結果を足してカルテを作成。

14時50分:オペ室が空いたから3時25分に入室、と決定。ここからが大変。患者さんも私たちもそんな早いと思ってなかったから、急いで準備。副鼻腔も1度キレイに洗ってからでないといけないので、私もばたばた。
15時25分:ようやく患者さんを送り出したところ、上の上の先生から"先生、担当患者さんだし、勉強になるから見てきなさい"と。


で。
冒頭に戻る。

オペ室が大の苦手の私が、オペ室へ。
ちなみに、うちの病院は学生は白いスクラブ(=オペ着)、医師は青いもの。

どうせオペ室に行ってもただ見学しているだけです、
よっぽど、白いのを着ようかと思いましたが、ただオペ室にいるだけでは不審者。
"担当研修医です"と名乗る為には青だな、と。

初めて青いスクラブ着ました。
医師として、初めてオペ室入りました。

あ、倒れませんでしたよ。
ただ、私はもう一生青いスクラブを着ることはないのだと思ってたので、心底驚きました(笑)
(うちの病院、麻酔科はピンク・水色なのです。)


研修医になって、学生と研修医では全く違う、ということを実感して毎日を過ごしている私ですが、オペの間の数時間は、ホントに学生のような時間を過ごさせていただきました。

病棟からのコールはなかったし(S先生が役所から帰ってきてから、全部先生がやっててくれたらしい)、ひたすら見学させてもらえたし。
行っておいで、と言ってくれた上の上の先生に感謝。

そして、何よりも、2時間~3時間程度コールフリーにしてくれていたS先生に感謝。
私がすべきような雑用まで全部やっててくれたんです。
S先生が帰ってきた段階(16時半)の時点でPHSにコールをくれていたので、病棟に戻ることを一度提案はしたのですが、そのまま見てていいよ、って(;_;)

学生さんって、"雑用が……"とか文句を言いたくなることも沢山あると思いますが、でも本当に学べるように環境を整えてもらえてるんだなぁ、って実感です。

それにしても。
今日は長かったです。。
そして、ブログも長いですね(笑)

Apr 10, 2010

鑑別疾患

"鑑別疾患"、とは、"考えられる疾患"・"鑑別しなくてはいけない疾患"といった意味です。

さて、問題です。
24歳女性、1週間で1kgの体重減少を認めた。

鑑別疾患は?
体重減少、ですから、悪性腫瘍からダイエットまで、さまざまな原因が考えられます。
もう少し問診をしたくなりますよね。

やせたいとは思っているが、現在は特に運動をしたりはしていない。
先週頃から食欲はなく、食事量は多少減っているかもしれない、とのこと。
発熱・頭痛・腹痛・咽頭痛・下痢は認めていない。

ここまでではどうでしょう?
食事が減ってるからやせたのかな?とかでしょうか?

先週から社会人としての勤務が始まったという。
東京に一人暮らし、職業は医師。

さて、鑑別疾患は?
多分、医者以外の人だと
* 生活の変化で疲れてやせた
* 食事量が減ったからやせた
などが考えられるところでしょうか?

ちなみに、これは私の実話です。この1週間であっという間に1kg以上体重が減りました。
多分、医師に"先週から研修医としての勤務が始まったら1週間で1kg以上やせました"と言うと、みんな同じ答えです。
なんだか分かります?


答え:脱水

病棟にいて、忙しいと休む暇はありません。
先週からの勤務開始後、お昼をちゃんと食べられたのは1日だけです。
つまり、ずっと病棟で働いていると、水分補給をする暇も無いわけです。

なので、当然トイレに行く回数も少ないです。
まぁ、あんまりいいことではないので、今後、極力水を飲もうとは努力するつもりではいます。

まったりなはずの血液内科なんですが、担当患者さんが多くて、かつ移植前後だったり、ご臨終が近かったりで、バタバタしてた一週間でした。
お医者さんって、やっぱり忙しいです。

Apr 6, 2010

違和感

今日、現在血液内科を回っている学生さんと研修医1年目にルート確保を教える会(?)が催されました。
先生となるのは、5・6年目の先生&2年目の先生。

1年目が5・6年目の先生の腕を借りて練習。
学生は2年目の先生に教わりながら腕を借りて練習。
その後、私も学生さんにルートを確保されました。

個人的には、先生方に"上手だねぇ、センスあるよ"と褒められてなんだか嬉しかったです(笑)
そういえば、看護師さんに採血に付き添っていただいた(まだ免許が届かないので、一人で行ってはダメなのです)際にも、"先生、今はまだ慣れてないだろうけど、多分上手になると思うよ。センスある。"って言われたんです♪


まぁ、それはおいておくとして。
今日、私が感じた違和感はその後です。

今日の勤務を終えて(ちなみに、今日は早くて9時頃♪)、研修医ロッカーに戻った際に廊下で1年目4人で鉢合わせたんです。私以外は他大学出身者。

で、その採血跡何?って話になった訳です。
今日、学生さんも交えて、ルートの練習をさせてもらったの、という説明をしたところ。

"なんで患者さんで練習しないの?"という発言が。
3人とも、そうだよね!と盛り上がってましたが、私はそれにものすごく違和感なんです。

患者さんで練習、っておかしくないですか?
練習した上で患者さんでは(確実に)成功させるつもりでやらないとダメですよね?
お互いに練習して、上手になっておかないと、または、手順を確実にしておかないと、ダメですよね?

私は学生の時に、当時ついていた研修医の先生に教えてもらいながら、先生の腕を借りて練習をしました。その上で、患者さんにやらせてもらったことも何回もあります。

だから、私は今度逆に、学生さんに腕を貸すことに抵抗は全くありません。1年目の同僚であっても同じです。
私で散々練習をして、失敗をして。その後で患者さんできちんと取れるなら、それがいいと思うんです。
だから、喜んで腕を差し出します。

これって、おかしいのかな?
他の医大では違うのかな?
私の感覚、間違ってないと思うんだけど。。。


ちなみに、自分が患者さんとして採血や献血の際には刺されるところを全く見られない私ですが、病棟での採血・ルートの練習の際には平気みたいです。
学生のころも、そういえば腕を貸す際には大丈夫だったのに、自分の検査で同級生に取られた際はダメでした。
人間って不思議ですね。

Apr 5, 2010

2週目スタート

お昼ご飯に、と持っていったお弁当を夜の9時前くらいに食べるはめになったはやたまです。
カンファがあると、1日が思うようには進みません。

朝。
7時半に病棟に行くも、上の先生が9時前まで来ないというハプニング。

研修医とはいえ、医師免許がない現在、単なる人です。
1人での採血は認められません。

が、今日は月曜日。
担当患者さん全員の採血があります。
結果次第で治療方針が決まりますので、早く出したい。

仕方がないので、二年目の先輩(忙しそうだから、すごく申し訳ない)に付き添ってもらうことに。
で、その後出勤してきた先生に『あー、そっか。一人じゃダメなんだっけ、、』と言われつつ、週末の患者さんたちの状態報告を。

で。
そこからが怒濤の1日でした。

まず、突如朝から熱発した方の検査一式、明日の予定だった退院が延びそうな旨の説明。

次に、検査結果に基づいて上の先生と決めた方針に従って、看護師さんへの指示出し。

続いて、患者さん全員のカルテ書き。
まだまだ把握仕切れてない患者さんのカルテは厳しいものがありました。。
とは言っても、自分で書いてみて初めて整理されるので、必要なんですけどね。

そして、夕方のカンファに向けての資料作り。
ようやく、カンファが終われば、明日急遽肝生検をすることになった方への説明。
ひとまず初めての休憩を取り、お昼というか、夕飯というか、を食べる。
そして、カンファで変更になった点を踏まえてカルテの更新、明日の看護師さんへの指示出し。

ただいま帰宅。
1日が長いです。

でも、今は自分でオーダーを発行できないので、上の先生とほとんど一緒にいます。
医師免許が来て自分でオーダー(検査や薬の投薬など)を入れられるようになったらもっと大変なんですよね、きっと、、、

とりあえず、今月と来月は下に学生さんは付かないらしいので、今のうちに慣れたいと思います。

Apr 4, 2010

最初の週が終わって。

最初のローテーション(4月5月)は血液内科になりました☆

(一応)小児科志望なのに、血液がものすごーーーく苦手で、学生時代も一度も実習で回りませんでしたし、国家試験時も一番の苦手科目でした・・・

だから、研修医では内科の間に回りたかったんです。


でも、けっこう大変でビックリです><

というのも、初日から受け持ち患者さんは10人。
そのうち、半分くらいの人が不安定です。
なので、患者さんの状態把握、研修医としての業務、などに追われて、あっという間に週末です。

まだ医師免許が届きませんので、やれることは非常に非常に限られています。

朝の採血、お話を聞いて診察。
上の先生と相談して、その後の方針を決める。
まだオーダーは発行できないので、先生が入れたオーダーに従って、患者さんに説明・ナースさんへの指示。

など。
学生に毛が生えた程度のことです。
でも、学生のときよりも担当患者さんが多いので、たったこれだけのことなのに、てんやわんやです。。

看護師さんが(学生時代よりも?)優しいのと、先生がフォローしてくれるのが唯一の救いです。
そのうち慣れたら、もっと落ち着いて仕事できるとは思いますが。

早いところ、仕事に慣れたい。。
そして、早く医師免許が欲しいです(笑)