JATECとは。
Japan Advanced Trauma Evaluation and Care のことだそうです。
要するに、外傷で救急車で運ばれた患者さんの処置の方法を学ぶってことです。
外傷、って交通事故とか階段から転落したとか、そういうことです。
来週、このJATECのワークショップ(講習会みたいな感じ)があります。
私も参加します。という訳で、只今その練習真っ只中なんです。
救急車で運ばれた患者さんにどう治療をしていくのか。
最初の処置のことをPrimary Surveyと言います。
一番の原因疾患を特定して治療する前段階として、まずは命に直結する問題を解決しておく必要があるんです。
詳しい検査をする以前に、呼吸が無い・血圧がものすごく低い、というような命に直結する問題をなくして、状態が安定した状態にする必要があるんです。
最初に命に直結する問題を解決する段階=Primary Survey
原因疾患を特定していく段階 =Secondary Survey
ポイントとなっていくのはABCDEです。
A = Airway 気道確保
B = Breathing 呼吸
C = Circulation 循環
D = Dysfunction of CNS 中枢神経障害の評価
E = Exposure & Environmental control 脱衣と体温管理
リーダーシップを取る医師は、患者さんを診て判断をしていきます。
その上で、必要な処置のオーダーをします。(酸素を投与してください、輸液を入れてください、レントゲン取ってください、などなどなど。)
つまり、指示だしをする係です。
AからEまで、この順番で確認をしていきます。
と書けば簡単なように思えるかもしれませんが、簡単なようで、でも自分がその役になると難しい。
軽くパニックです。えっと、なんて悠長に考えていたら患者さんは死んでしまいますし。
焦る焦る焦る。
勉強会をやる度に思うことですが、医者ってすごい。
いろんなことが頭に入ってて、それらがきちんとお互いに結びついている必要があって、複合的に立体的に(同時にいろいろなことをいろんな方向から)いろいろなことを考えられる必要があって。
冷静にきちんと患者さんに向かい合えるようになる為には、模擬患者(健康な学生が患者さんのふりをする。)できちんとできないといけない。
その前には、頭に入れるべきことを頭に入れ、実際に自分の手を動かすしかない。
頑張っていこうって思うよね。
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