特発性血小板減少性紫斑病(=Idiopathic thrombocytopenig purpura=ITP)
血小板に抗体(本来は、外敵にくっつくもの)がくっついてしまい、外敵と認識された血小板が、マクロファージ(本来は、外敵を食べて処分する細胞)などに食べられてしまうのです。
そうすると、血小板が減少してしまうので、血が出やすくなってしまう、という病態です。
発症前に感染症罹患をしていたり、まれに(百万人に一人とか)ワクチン後とか、何らかの免疫反応があった後に発症する事が多いとは言われています。
血小板は通常は12-40万です。
ITPでは3万を切ったり、少なければ1万も切っていたりします。
その為、血が止まりにくい状態になってしまい、皮膚に点状出血や出血班が出てきます。
血小板の値にもよりますが、基本的には広範な範囲の皮膚に出血がみられている状態では治療の適応があります。 頭の中に出血したら怖いですから。
大人だと、慢性ITPと言って、ずっと血小板が高めの低め(8万とか)で経過する人もいます。
でも、小児だと急性ITPと言って、治療に反応してそのまま改善するお子さんがほとんどです。
という病気のITP。
なんだか私、ひいてます。
当直二連続でITPをひいてるんですもん。ふぅ。
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