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May 17, 2013

常識は所変われば非常識

私たちは、子供たちに点滴を入れる時に、いろんな手段を使います。

大きい子たちは、親御さんと一緒にだったり、座ってだったりして普通に点滴を取ります。
説明すればお話が分かって、針を入れる間は暴れないでいられる子たち。
手に点滴のチューブを入れることを理解できる子たち。

赤ちゃん(未熟児〜2ヶ月くらいまで)は、寝たまま、手だけ借りて点滴を入れます。
いわば、暴れられない子たち。
嫌だとしても、大人の私たちに手を取られてしまうと、寝返りも出来ないので、動けないのです。
なので、そのままでも比較的安全に点滴を入れることができます。

その間の子たち。
力一杯暴れまくる子たち。刺せないし、危ないし。
大半の子は、簀巻き状態にされての採血や点滴です。
バスタオルで反対側の手を巻きこんでグルグルにして、もう片方の手をしっかり持って行います。

これが、親御さんや他の科の方にはショックなようで。
子供にも私たちにも危なくない方法ではありますが、完全に子供の意に反して強引に行いますからね。
説明しても分からない年齢の子達には、必要と思っていて、当たり前のようにしてますが、当たり前じゃないんだよね。

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