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Feb 21, 2011

シャントオペ

前回書きましたが。
血液透析を長期的に行っていくにはシャントが必要です。
短期的だけであれば、透析用のカテを入れて行うことも可能です。
でも、長期的にはそんなものを入れたままには出来ません。

そもそも。
透析を行うには、そこそこの量の血液が必要です。
でも、採血などで使うような、そういう表面に見えている静脈では、針をさしてもどばーっとは血は引けません。
動脈に刺せればいいですが、動脈は深いところにありますし、週3回させません。

そこで。
動脈と静脈をつなぎ(シャント)、動脈から静脈に直接流れ込む血流を作ります。
そうすると、静脈が太くなってきて、血流も豊富で、そこに針を刺せば透析に必要な血液を引くことが可能になるのです。

でも、シャントは作ってすぐ使える訳ではないので。
そろそろ透析、という患者さんにはシャントを作るオペ、というものが必要になってきます。
オペ、と言っても局所麻酔で行えるようなオペですけどね。

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