今週は学外病院実習、ということでT病院のNICUへ!
初日。
最寄り駅まで行くのに1時間半。
さらに、最寄り駅から病院まで歩くこと30分。
歩けど歩けど付かない。。
家は少しあるけど、基本何もない(>_<)
迷ってしまって、近くにいたおばさんに道を聞いて、ようやくたどり着いた。。
NICUはすごかったです。
行ったら、いきなり帝王切開があるから行くよ!と言われ。
赤ちゃんの移動用のクベース(保育器)を押しながらオペ室へ。
保温器(?)と、蘇生セットと、その他もろもろを用意して。
生まれた子は事前にエコーで障害がありそう、ということが分かっていたので、物々しかったです。
いざ帝王切開!
幸い、赤ちゃんの状態は悪くなく、呼吸も脈も大丈夫。
筋緊張も大丈夫だったので、良かったです。
それでも、事前情報無しの私でもオカシイ、と思えるくらいの奇形はあったので、そのままNICUへ入院に。
その後、血液検査、エコー(脳・心臓・腹部)、Xr、CTなどを施行。
この子が抱えていた奇形2つは初めてみるもので、驚きでした。
赤ちゃんの検査は大人とは全然違うんです。
例えば、血液検査。
大人は腕から採血しますよね?針をつけて、シリンジにひいて。
子供は違います。
少量でいい場合は、かかとに(特に血管を狙って、という訳ではなく)針を刺して、そこからじわーっと出た血をヘマト管という毛細管に取ります。
もう少し必要な場合は、手の甲の血管に針を刺して、そこから逆血した血をスピッツ(血を入れる試験管みたいなの。子供の場合はサイズもかなり小さめです。)にポタポタと取ります。(=ぽたぽた採血)
さらに、点滴。
大人は腕や足など、いろんな場所から点滴ができます。
子供の腕はプニプニしてて、血管が細くて深いところにあるので、取れる場所は非常に限られています。
手の甲の血管から点滴をすることが多いです。
それでもダメなら足のところで点滴したり。
最悪は骨髄に点滴もありだそうです。
Xrは基本的な撮り方が同じです。
ベッドの下にレントゲンの板をいれ、ポータブルXrで撮る。で、現像。
子供の場合は、小さい小さい板でほぼ全身が写ってしまうんです。
すごいよねぇ。
なんせ、小さい未熟児ちゃんとかだと、手首から肘までの長さ位もないかもです。
エコーは全然違います。
いえ、心・腹部エコーは同じです。
体が小さいから、プローベ(体に当てるやつ)が小さいだけです。
だけど、赤ちゃんは脳エコーが撮れるっていうのが特徴的。
大人では絶対に無理です。というのも、頭蓋骨があるので、その先にエコーが入らないんです。
赤ちゃんには大泉門という骨の隙間があります。
産道を通って出てくる際に頭の形を変形させて出てくるので、骨と骨がくっついてないんです。
で、隙間が開いてる、という訳。
おでこの上の方に開いてます。後ろにも開いてて、そちらは小泉門と呼ばれます。
エコーは大泉門から当てて、脳全体が見れます。
けっこうキレイに見えて、すごいです。
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