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Feb 10, 2016

時間

今一番欲しいもの。

そう聞かれたら、時間、かもしれません。
贅沢な悩みなのは分かってます。
でも、時間が欲しい。

2ヶ月になったばかりの子を育てながら(日中は預けてますけど)、仕事もしていると、もうどうにも時間が足りないですね。
こんなに周りに頼って、お願いをしていても、全く足りない。


朝起きて授乳をして
あやしつつ顔を洗って着替えてご飯を食べて
家を出る前に最後の授乳をして

直で病棟に
回診をして
朝の診察処置をして
オーダーを出して
搾乳をして

帝王切開や具合が悪い子の対応、緊急入院、外来
その合間に授乳が2時間半ごと(これでも、開いてきたんです!)

夕方、時間に追われるように帰宅
ようやく一息ついたらお風呂に入れて
授乳をしながら自分もご飯を食べて

寝る


だけ。
だけ、なのに、時間がない。

休日になると、授乳とその合間に家事とか家でできる仕事、というサイクルになるので、圧倒的に楽。

時短で働くのは楽じゃない、と先輩方に聞いていたものの、確かにそうでした。
1日が15時間になっちゃったかのような、そんな錯覚に陥ります。

これから、動き回るようになり、離乳食が始まり、とかになってきたら更に時間がなくなりますよねぇ。
みんなどうしてるんでしょう?

Feb 8, 2016

はげ

寝てるだけの赤ちゃんですが、ちょっと経ってくると、頭を左右に動かして周りを見るようになります。
そうすると、後頭部を布団なりタオルなりにスリスリするので、後頭部が一時的にはげるんです。
または、はげなくとも髪がクルクルになってこんがらがってたりします。

またちゃんと生えてくるので、私たちは、頑張ってあっちこっち見た勲章だね、ってお伝えしますが、生えてきますか?!って心配な親御さんもけっこういます。
大丈夫。時期が来て、スリスリの刺激がなくなればまた生えてきます。


そして。
うちの赤子ちゃんが気づけば立派なハゲになってました(笑)


Feb 7, 2016

手技

3ヶ月。
たった、3ヶ月。
されど、3ヶ月。

普通、出産をはさんで3ヶ月で復帰はしないから、「たった」。
でも、普通、何も無ければそんなに休まないから、「されど」。

復帰してみて2週間が経過しました。
いろいろあって、働き方を変えたりしながら試行錯誤をした2週間でした。

そして。
あまりに自分が休みぼけをしていることに気づき、愕然としました。

・怖い、自信がない
 蘇生に一人で立ち会うことが(特に復帰後初回は)怖かった、判断に自信がなく全部先輩に「◯◯なので、△△と考えて、××しようと思うのですが」と相談。今までならさくさく自分でやってただろうな、ということでも、まるで3年目に戻ったかのように相談。
・手技が出来ない
 点滴が入らない、採血が出来ない、エコーはやたら時間がかかる、などなど
・ルーチンを忘れている
 早産の子に投薬しなくてはいけない薬を忘れそうになり指摘される、しなくてはいけない検査が抜ける、などなど
・頭が回りきらない
 患者さんの把握にやたらと時間がかかる、何をどの順でという組み立てが下手になっている、などなど

周りも、私が休み明けでぼけている前提で、というより、そもそも、働き方が半人前なのでさらにフォローが必要、と思っているので問題にはならずに過ごして来ていますが。
いやはや。3ヶ月でこれだけなんですねぇ。ゼロから、とは言わないまでも2くらいからゆっくり復帰していく感じです。
少しでも不安なことは、先輩についてもらって、先輩に相談しながら。その方が患者さんにとっても良いし、ゆっくりでも確実に私が進歩して行けるしね。

Jan 29, 2016

ワクチン

その昔と比べて、ワクチンの種類は格段に増えています。

最初のワクチンは満2ヶ月からです。
定期接種が二種類(ヒブワクチンと肺炎球菌ワクチン。どちらも髄膜炎を起こすばい菌たちです)、任意接種が二種類(ロタワクチンとB型肝炎ワクチン。ただ、B型肝炎については補助金を出し始めている自治体もあるし、おそらくあと少しで定期接種化されると思います)。

定期接種は国が全員受けなさいと定めていて、補助金が出て無料で受けられます。
任意接種は、補助金が出なくて自費なので受けるか受けないかを御両親が決めます。

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よく聞かれるのが、任意接種は受けなくていいのですか、もしくは、任意接種は受けた方がいいですか、ということ。

小児科医的には受けた方がいいと思っています。
もちろん、ワクチンだって薬ですから、副反応が無い訳ではないです。
軽微なもので言えば、打った場所が腫れるとか、ちょっとお熱が出るとか。重大なもので言えば、アレルギー反応もあれば、その他いろんな反応を起こす子もいなくはないです。

ただ。
重大な副反応が起こる率と、その病気に実際にかかった時に重大な後遺症が残る率で言えば、圧倒的に後者の方が高いです。
つまり、病気にかかって重大な後遺症が残る率が高いんです。
かかって免疫を付ければいい、という考え方をする方もいると思いますが、かかって後遺症が残る率も考えた方がいい。

例えばおたふく風邪。
ワクチンを打った時の重大な副反応はものによりますが、数百万人に一人とか。
でも、実際にかかって精巣炎とかになる人は、数千人に一人とか。
ね?どっちを取るかという話です。


ワクチンはみんなが受けることによって、その病原体が感染しにくくなってかかる人が激減するという仕組みです。
打っていない人が少数まぎれていても、大多数が打っていれば、そもそも流行しないからかかりにくい。
逆に、打っている人が少数であれば、打っていない大多数に流行しやすいから、打っている人でも軽く感染する可能性は高くなる。

やっぱり、みんなが打った方がいいと思うのです。
そもそも、日本は任意接種だけど、世界的にはほとんどの国が定期接種、みたいなものもありますからね。

Jan 28, 2016

乳頭混乱

哺乳瓶の飲み方と、おっぱいの飲み方は異なります。

おっぱいは、言わば牛の乳搾り的に、赤ちゃんが舌などで上手く蠕動運動をしないと出てきません。
出てき方も一定ではなく、射乳反射が起こった時にばーっと出て、少しお休みがあって、また出て、というような感じです。

哺乳瓶は、ちょっと押したら出ますし、常に出ます。

見た目は似ていても、全然違う二者。
両方を併用していると、楽チンな瓶哺乳に流れる子がいます。
おっぱいは大変だから嫌だ!となる子がいるんです。
医学的には、乳頭混乱、と言います。
もともと飲むのが上手じゃなくて練習が必要な早産の子の方が起こりやすいです。

NICUでは、先におっぱいの練習をして飲めるようになってきて、必要であれば瓶哺乳、という順にしています。
家で併用の子であれば、授乳した後にミルク、というのを毎回やるのではなく、おっぱいの時はおっぱい、ミルクの時はミルクにして、おっぱいの回数の方が多いようにします。


そして。
うちの赤子ちゃんが乳頭混乱を起こしました。

満期の体重もある子で、2ヶ月弱の子。起こさないと思ったんです。
なので、仕事復帰して、私はせっせと搾乳をして持ち帰り、それを日中哺乳瓶で飲ませてもらったんです。1日に4、5回。

そしたら、あっという間に哺乳瓶に慣れまして。
帰宅したら、おっぱいのくわえかたが浅い。(=哺乳瓶の飲み方)
夜は赤子ちゃん本人も寝ぼけているので、深くくわえさせてしまえばなんとかなったものの、朝になりしっかり目が覚めてしまうと、おっぱいを嫌がり怒る怒る。
そんなに哺乳瓶が楽だったか、、、

慌てて先輩に事情を話し、日中も極力授乳に帰ることに。
家が病院のすぐ近くで良かった、、、

満期の子でも連続して瓶哺乳ばっかりをすると、乳頭混乱起こすものなんですねぇ。
反省。その後丸24時間経つ頃には、直接授乳の飲み方に戻りました。
いやはや。

そして、この事態を聞いた研修医の言葉がすごかった(笑)
「2ヶ月の子が、しかも好きなおっぱいのはずなのに、楽な方に流れるんですもんね。
そりゃ、いわんや我々大人は、って話ですよね。」

Jan 24, 2016

復帰

3ヶ月弱。
11/2から産休に入り、産前4週、産後8週のお休みを経て。
(予定日に生まれてくれたので、産前4週は丸々もらえました♪ 
ただでさえ短いので、良かったー(^ ^))

明日から仕事に復帰します。

どこぞの議員は育休を取る取らないと話題になっていましたが。
私は、育休をとれません。明日復帰できない場合は辞表を提出しろと言われています。
さらに、現状では時短という選択は与えられず、フルタイムでの復帰になります。

小児科がどうこうではなく、現在所属している病院全体で医員はそういう規定だそうで。
書いていて恥ずかしくなる待遇ですけどね^_^;
私は何も悪いことしてないのに、妊娠出産したからと辞表を書くようなことはしたくなくて、復帰を選んでみました。
確かに、休みすぎると仕事が怖くて復帰できなさそうではありますが。

もちろん、自分や子供の体に無理があれば考慮します。
なんとかなるといいなぁ。


体力的には大変だったけど、妊娠中のような恐怖プレッシャーはなく楽しかった8週間。
まだ母乳にのみ頼って生きている我が子。
せめて首が座り、母乳間隔も少し落ち着くくらい、2ヶ月から4ヶ月くらいの育休が欲しかったような、未練はありますが。

そして、日中の育児を人様にお願いすることにはなりますが、復帰しても母乳はあげたい。
間に授乳に帰っていいよ、という先輩方のお言葉に甘えるとしても、まだ2時間ごと授乳なのでね、、、搾乳しなくちゃ。

さて。明日からは半人前母親と半人前新生児科医という二足のわらじです。
それぞれ60点くらいが目標。それでもtotal 120点ですからねぇ。
でも、まだ夜間の授乳も頻繁で、昼夜のリズムも確立していない状態で、久々に の仕事なので、まずは50点50点からかな。
4月の異動に向けて60点60点にできれば御の字。

1日1日を着実に楽しく歩んでいくのが今年の目標です。
外ではもちろん、家でも笑顔でいられる状態をキープしていきたい。子供は親を見てますからね。
必死すぎて私の顔から笑顔が減ってきてたら教えてください。


「約束」
笑顔で過ごすこと

母乳育児勉強会

都内で開催されていた母乳育児勉強会に参加してきました。
テーマは補足、母乳と薬、エピジェネティクス、母乳代用品、の4つ。
知っていたことから、全く知らなかったことまで。
けっこう面白かったです。

母乳育児支援というと、母乳母乳、と母乳じゃないといけない、と言っていると思っている方がいます。
母乳教などと、言う方がいます。

でも、本当はそうじゃないです。
母乳を飲みたい赤ちゃんとお母さんに、母乳が出来るだけ飲めるようにサポートすること、ミルクならミルクの赤ちゃんとお母さんをサポートすることだと思うんです。
だから、もちろんミルクのことも含めて勉強します。
例えば、不適切にミルクを飲ませると母乳は出なくなったり飲めなくなったりするから。
どうしたらいいのか、赤ちゃんの母乳全般の相談にのれる医療者になりたい。


母乳育児支援のための勉強会なので、当然、参加者側も母乳育児中でも参加できるように、授乳スペースというか親子で過ごしながら受講出来るように場所も確保されています。
私も母乳のみで育児中なので、生後8週となるわが子も参加してきました。

人が多くて賑やかなのが好きな赤子ちゃん。
ご機嫌に過ごしてくれて助かりました。