Stevens-Johnson syndrome=スティーブンスジョンソン症候群=皮膚粘膜眼症候群
原因としては薬剤が多いですが、その他に感染、悪性腫瘍その他で起こる過敏症。
皮膚には多形紅斑が出て、眼脂、高熱などその他の全身症状が出ます。
特徴的なのは、皮膚粘膜移行部(唇のところとか、眼のところとか 、肛門のところとか)が酷いということ。
ステロイド投与を行い、皮膚の処置をして、原病があればその治療をして、眼科の先生に眼も診てもらって。
そして、軽症であればまだよいのですが。
(といっても、子供から大人まで合わせても100万人に数人程度の発症率で、眼に後遺症を残すことも多いので、重たい病気ではありますが。)
重症だと、TEN=Toxic epidermal necrolysis=中毒性皮膚壊死症
に進展していってしまうことがあり、要注意です。
そして。
私の当直中にSjSの子の症状が進行したため、転院搬送へ。
NICUにいた頃は、迎え搬送とかが多かったので、専門病院への転院搬送に同乗していくのは初めてで、ドキドキでした。
先輩Drに「とりあえず落ち着いて。搬送中に起こりうる事態は?」と聞かれ。
「呼吸状態の悪化。」と答えたら、「そうだよね?そうなった時の対応できるよね?なら大丈夫、行っておいで」と送り出されました。
無事に行って来れて良かった。
そして、よい転帰であることを祈ります。
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