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Jul 15, 2010

気管支鏡検査

世の中、いろんな検査がある訳で。

呼吸器内科で毎週沢山行われている検査が気管支鏡検査。
まぁ、気管支に内視鏡を入れて行う訳です。
胃カメラの肺バージョン、と思っていただければ、一番近いかと。

喉に麻酔をして、細い内視鏡を気管に入れていきます。
気管は、喉では1本です。喉過ぎた辺りに声帯も見えます。
それが、左右に分かれ、その先も分かれ、と次から次へと別れる訳です。
大きな区分は左8こ、右10こですが、その先も更に分かれます。

そして、それぞれに番号が振られています。
右B1c(1cは右肩に小さく書かれる)のような感じ。
左右どちらなのか。
B=気管支。Aなら動脈。
1はS1(大きな区分の何番のところか。)
cはその中のcという枝。


内視鏡の類というのは、まず最初に正常組織を同定します。
胃カメラなら、これが食道、ここが胃(の底部、体部、etc)、など。
目的としている"悪そう"な所へいきなり行くのではなくて、全体をみるんです。
だから、気管支鏡でも枝を全て同定するんです。

が。
先生方は当然のごとく分かるみたいなんですが、私みたいな素人には、カメラが進んでいっても、そこが何番なのかチンプンカンプンです;;



それが終わると、ついに検査突入。
BALといって、目的の枝の先に生理食塩水を入れて洗ってきて、その中にいる白血球や細胞などを調べる検査。
TBBといって、肺がん疑いの組織を生検(つまんできたり、こすり取ってきたり)する検査。
TBLBといって、肺の組織を少し生検して調べる検査。
など。

苦しさは胃カメラ同様人それぞれみたいですが、自分が受けたいかと言われると微妙な検査ですね。
胃カメラも絶対もう嫌だけど。

健康でいることが一番です。

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