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Jul 12, 2010

忌中

私ごとですが。
7月9日未明に母方の祖父が亡くなりました。享年79歳でした。

心臓と腎臓が悪かったそうで(脚がすごくむくんでたそう。)。
認知症&せん妄で、自宅での加療は無理ということで、入院しての加療をしていましたが、肺炎にかかり、帰らぬ人となったそうです。
(そうです、というのは、私は病院に行けておらず、家族経由で聞いたから。)
話を総合して私が推測するに、おそらく最期はseptic shockだったのではないか、と。


私が最後に会ったのは今年のお正月の時。
確かに、少しボケていたとは思いますが、でもとても元気にしていました。
3月に国家試験に合格した時も、はっきりしていました。
5月に入院した、とは聞いていましたが、まさかこんな急だとは思っておらず。


連絡を受けて駆けつけた時には、祖父は自宅に戻ってきていました。
親戚が集まっていて、納棺式がちょうど始まるところでした。

祖父は驚くほど安らかな顔で、顔色もきれいでした。
スーツが一番祖父らしい、ということでスーツを着せて。
大好きなお饅頭や、ネクタイなども一緒にお棺に入れました。


でも、なんだか、祖父が亡くなったという実感は全然ありませんでした。
亡くなった祖父を目の前にしているのに。
お通夜や葬儀の間もあまり実感はなく。

初めて実感したのは、告別式でみんなで最後にお棺にお花を入れてお棺の蓋をするとき。
これを最後にもう祖父の顔をみることは無いんだ、と初めて実感しました。

それと同時に、ぞーっとしました。
これがもし、私の父だったら。
そう思ったら怖かった。


お骨は、曾祖母(享年94歳?95歳?私が高2の時。)の時よりもしっかりしていました。
曾祖母は骨粗しょう症だったのかな。

驚いたのは、骨がしっかりしてて骨壷に入りきらない場合、崩して入れるんですね。
簡単に粉になるんですね。
だから、お骨は海にまいてくれ、などと言えるんですね。

それにしても。
まさか、患者さんを看取る前に身内を看取ることになるとは思わなかったです。

最後に。
こっちはいいから、行っておいで、と言ってくれた同僚の皆様、ありがとうございました。

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