あんまりたいしたことはやってませんが、ボチボチ始めてます。
<火曜日>
帰国後、私たちと同じ飛行機で日本の国立感染症研究所に出張に来ていたSIMTRIの所長のBernardさんに会いに行ってきました。
日本のお土産と、日本らしい写真を集めて説明を書いたアルバムなどを渡して来ました。
そして、どういう話の流れか、感染研の先生に、土曜日に彼と東京観光をしてほしい、ということを頼まれました。
なんでも、他の国の先生たちは早い便で、でも彼だけが遅くて困っていたそう(笑)
<水曜日>
久しぶりに学校へ。
研究室の先生方に、お帰りなさい!って言ってもらいました。
出国直前にやっていたsequenseの結果について先生と確認。
なかなかいい結果なのでは???
後は今年のものがどういう結果になるかですな。
<今日。木曜日>
感染研に行って、採取してきたボウフラを見てもらうことに。
ところが、なんか微妙、よく分からない!
ということで、毛の生え方や形でまずは種類分けをすることになりました。
学校に帰ってきてボウフラと顕微鏡でにらめっこ。
ところが、毛が抜けてしまってはげ(?)になっている物があったりなど、微妙極まりありません。
ひとまず、素人二人が見て違う色で分類。
black:体も頭も黒い。
white:体が白くて頭が黄色い。
gray:体が黒くて頭が黄色い。
という分類。
一応写真を載せておくとこんな感じです。
なんか見てて気持ちいいものではないし、別に可愛くないし、そりゃできれば触らずに一生を終えたいくらいなものなので、もうホント嫌になってしまいます。。
ブルーになっちゃう;;
注。
私は虫がとーっても嫌いで、小学校のころも虫の回は1回も教科書を見ないで試験を受けたら、偏差値「以下」というものを取ったほどです(笑)
虫は嫌いだし、当然寄生虫はもっともっと嫌い。
気持ち悪いんだもん。。
でも、シノさんに頼りっきりすぎるので、これ以上に頼る訳にもいかないです。
頑張ろう、私。ね?
Nov 29, 2007
Nov 25, 2007
Solomon
ご無沙汰しておりました。
はやたまです。
無事Solomonでのサンプル採取を終え、昨晩夜中に日本に帰国しました。
向こうで蚊に刺されることもなく、おそらくマラリアにはかかっていないと信じます。
お腹をこわすこともなく、元気に過ごしてきました。
研究という視点以外でも沢山の貴重な経験ができました。
できればもう一度行きたいくらいです。
途中何度かボウフラの夢を見たりもしましたが、もうそんなことはないでしょう(笑)
後は持って帰ってきた400匹弱のボウフラさんたちを元にどうにかフリセメを仕上げればOKです。
旅日記に関しては、今後順次写真と共にアップしていこうと思っているので、たまに11月10日~11月24日の分の日記が更新されていないかの確認をしてもらえると幸いです。
日本では絶対にありえないようなことばかりなので、きっとへぇへぇへぇと言いたくなると思います。
では。
茉莉
Hello, friends and who are reading this blog.
It has been so long since I wrote last.
We've collected samples of Anopheles larvae in Solomon and returned in Narita late last night.
I wasn't bitten at all, so I believe I have no Maralia.
Also, I never had any problem with my stomuch (no diarria, no stomuch ache) and my time there was so wonderful.
The experience there was so rare but nice and wonderful; Not only from the point of view of reserch but also of the influence on my life.
I hope one day I can go there again.
While staying there, I saw larvae several times in my dream , but I guess I will never dream of it again in Japan. lol
The only thing left for us to do is to do some research of them and get them in shape by February.
Talking about my jorney, I'm planning to write them in my blog with the photos, and I'll be happy if you check my diary of 10th NOV-24th NOV once in a while.
It must be interesting since everything is completely different from Japan.
Bye for now,
Mari
はやたまです。
無事Solomonでのサンプル採取を終え、昨晩夜中に日本に帰国しました。
向こうで蚊に刺されることもなく、おそらくマラリアにはかかっていないと信じます。
お腹をこわすこともなく、元気に過ごしてきました。
研究という視点以外でも沢山の貴重な経験ができました。
できればもう一度行きたいくらいです。
途中何度かボウフラの夢を見たりもしましたが、もうそんなことはないでしょう(笑)
後は持って帰ってきた400匹弱のボウフラさんたちを元にどうにかフリセメを仕上げればOKです。
旅日記に関しては、今後順次写真と共にアップしていこうと思っているので、たまに11月10日~11月24日の分の日記が更新されていないかの確認をしてもらえると幸いです。
日本では絶対にありえないようなことばかりなので、きっとへぇへぇへぇと言いたくなると思います。
では。
茉莉
Hello, friends and who are reading this blog.
It has been so long since I wrote last.
We've collected samples of Anopheles larvae in Solomon and returned in Narita late last night.
I wasn't bitten at all, so I believe I have no Maralia.
Also, I never had any problem with my stomuch (no diarria, no stomuch ache) and my time there was so wonderful.
The experience there was so rare but nice and wonderful; Not only from the point of view of reserch but also of the influence on my life.
I hope one day I can go there again.
While staying there, I saw larvae several times in my dream , but I guess I will never dream of it again in Japan. lol
The only thing left for us to do is to do some research of them and get them in shape by February.
Talking about my jorney, I'm planning to write them in my blog with the photos, and I'll be happy if you check my diary of 10th NOV-24th NOV once in a while.
It must be interesting since everything is completely different from Japan.
Bye for now,
Mari
Nov 8, 2007
予備実験
さてさて。
先週末にバンドが出ない!ということで失敗に終わったPCR法ですが、
理由が月曜日に判明しました。
先生が発注するプライマーを間違えていたそうです(笑)
ということで。
発注しなおして気を取り直して実験を。
まず、今回私たちが見たい遺伝子はVGSCですが、それで出るかどうかが分からないので、確実に出るはずの遺伝子(28S ribosomal RNA)でPCRをかけました。
そしたら、見事にバンドがでました。
つまり、DNA抽出は上手く出来ているということ。
次に、目的の遺伝子のVGSCを検出できるはずのプライマーで実験を。
これは、2人で論文やgene bank(いろんな生物の配列が登録されている)を調べまくって集めたAnopheles(ハマダラカ)の情報を元に自分たちで設計shちあプライマーなので、出たら相当嬉しいですし、実験も進みます。
結果。
見事見事、すごくきれいにバンドが出ました!!
ということで、私たちが作ったプライマーは大成功。
なので、sequense(塩基配列を読む)をすることになりましたが、私たちは日本を発ってしまうので、また後日☆
でも、これで何の心おきもなく行ってこれます。
ではでは(^-^)/
またそのうち帰国したら報告しまーす♪
先週末にバンドが出ない!ということで失敗に終わったPCR法ですが、
理由が月曜日に判明しました。
先生が発注するプライマーを間違えていたそうです(笑)
ということで。
発注しなおして気を取り直して実験を。
まず、今回私たちが見たい遺伝子はVGSCですが、それで出るかどうかが分からないので、確実に出るはずの遺伝子(28S ribosomal RNA)でPCRをかけました。
そしたら、見事にバンドがでました。
つまり、DNA抽出は上手く出来ているということ。
次に、目的の遺伝子のVGSCを検出できるはずのプライマーで実験を。
これは、2人で論文やgene bank(いろんな生物の配列が登録されている)を調べまくって集めたAnopheles(ハマダラカ)の情報を元に自分たちで設計shちあプライマーなので、出たら相当嬉しいですし、実験も進みます。
結果。
見事見事、すごくきれいにバンドが出ました!!
ということで、私たちが作ったプライマーは大成功。
なので、sequense(塩基配列を読む)をすることになりましたが、私たちは日本を発ってしまうので、また後日☆
でも、これで何の心おきもなく行ってこれます。
ではでは(^-^)/
またそのうち帰国したら報告しまーす♪
Nov 3, 2007
心停止WS
今日はTESSOのワークショップがありました。
つまりは講習会です。
つまりは講習会です。
今回のテーマは心停止。
頸動脈で脈を触れることができない状態です。
街中で起こってしまえば、救急救命です。
心臓マッサージ、人工呼吸、巷で最近話題のAEDなどです。
これをBLS(Basic Life Support)と言います。
みんな講習を受けることをオススメします、と夏にblogに書いたものです。
今日はACLSと言って、さらに進んだ内容です。
病院で医者が何をするのか、というのを学ぶ訳です。
心停止は心電図では大きく4種類に分けられます。
各々でやるべき治療が違っています。
AEDはそれを判断してくれて、除細動が必要な場合はやってくれるすぐれものな訳です。
病院で医者は除細動器を用いて、自分で心電図を判断し、胸骨圧迫(=心臓マッサージ)や人工呼吸は当然のことながら、除細動、薬剤投与、原因疾患の治療などを行います。
書くと単純だけど、やるとかなり難しいです。
次に何をすべきなのか、こうなった場合はどうすべきなのか、など、頭は混乱です。
私は秋に入れてもらったばかりの新入部員です。
でも、こんかいはサブブース長となってしまい、ワタワタしてしまいました;
人に教えるのはすごく難しいってことも実感しました。
自分もいろんな講習会(うちの大学はもちろんのこと、他も行ってみると面白いみたいです)に行ったりして、自分の能力・知識、さらに教え方も吸収していきたいです。
Nov 2, 2007
予備実験
予備実験とは、実際に本当の実験を行う前に、どんな感じなのかなぁ?というのを見る為に行う実験のことです。
この量でいいのかな?というような確認だったり、手技の練習だったり。
私たちAnophelesを調べるグループ(といっても2人だけど。笑)は昨日と今日で予備実験を一通り行いました。
①蚊の遺伝子を調べる実験
蚊のDNAを抽出して、
PCR法(DNAを特異的に何万倍にも増やす)をして、
電気泳動をして(これにより、実際にPCR法が上手くいったか、そのDNAがどれくらいの大きさなのか、という確認ができる)。
②Bioassay
こちらは非常にアナログです(笑)
というのも、Pyrethroid(殺虫剤)を4種類の濃度で溶かしたものを用意。
蚊の幼虫を20匹ずつそれぞれの濃度の殺虫剤が入ったコップに入れる。
2時間の間、彼らがどの程度死んでしまうかを測定。
殺虫剤抵抗性があるかどうか(殺虫剤が効くか否か)が分かります。
今回使用した蚊の幼虫たちは、感染研でいただいてきたネッタイイエカという種類で、 殺虫剤感受性(殺虫剤が効く)株です。
Pyrethroidというのは日本でも使われている一般的な虫除けスプレー・蚊取り線香の類の有効成分です。
世界的に使われていて、これに対して抵抗性を持っているものがいる、というのが問題になっています。
どちらも、特に後者はあんまり興味がないというか、虫なんて触りたくないし……
でも、そんなことも言っていられないので、頑張ります。
DNAになってしまえば、無色透明な液体なので、蚊でも人でもラットでも一緒、、ですよね。
ちなみに、本日の実験結果は、
①
バンドは出ず。
つまり、DNA抽出orPCR(プライマー)が間違っているということ。
どちらもありうるような条件でやっているので、なんともいえません。
これは来週追加実験を行って、原因を究明することになりそうです。
②
いやぁ、殺虫剤ってすごいわ。
ピレスロイドの濃いものでは蚊は死んでしまいます。
即効性の薬剤なので、いとも簡単に。
薄いものではしぶどーく生き残るものの、そんなに動けない状態。
蚊取り線香の焚き甲斐があります(笑)
でも、やっぱりとっても気持ちが悪い感じです。。
最後、いただいた蚊の残りをエタノール漬けにしたんですが、
(といっても、2mlから10ml程度の小さいビンに入れるだけ)
あまりに気持ち悪くて、途中泣きそうでした。
という訳で、共同研究者のシノさんに大いにお世話になりました。。。
これでも前よりは少しは慣れたんだけどなぁ。
ソロモンでは、ダイビングから始まって、蚊の採取に終わる予定なので、
無事に元気に帰国できることを切に願います。
体的にももちろんのこと、精神衛生上もね。
さーて、①の追加実験について考えなくては!
この量でいいのかな?というような確認だったり、手技の練習だったり。
私たちAnophelesを調べるグループ(といっても2人だけど。笑)は昨日と今日で予備実験を一通り行いました。
①蚊の遺伝子を調べる実験
蚊のDNAを抽出して、
PCR法(DNAを特異的に何万倍にも増やす)をして、
電気泳動をして(これにより、実際にPCR法が上手くいったか、そのDNAがどれくらいの大きさなのか、という確認ができる)。
②Bioassay
こちらは非常にアナログです(笑)
というのも、Pyrethroid(殺虫剤)を4種類の濃度で溶かしたものを用意。
蚊の幼虫を20匹ずつそれぞれの濃度の殺虫剤が入ったコップに入れる。
2時間の間、彼らがどの程度死んでしまうかを測定。
殺虫剤抵抗性があるかどうか(殺虫剤が効くか否か)が分かります。
今回使用した蚊の幼虫たちは、感染研でいただいてきたネッタイイエカという種類で、 殺虫剤感受性(殺虫剤が効く)株です。
Pyrethroidというのは日本でも使われている一般的な虫除けスプレー・蚊取り線香の類の有効成分です。
世界的に使われていて、これに対して抵抗性を持っているものがいる、というのが問題になっています。
どちらも、特に後者はあんまり興味がないというか、虫なんて触りたくないし……
でも、そんなことも言っていられないので、頑張ります。
DNAになってしまえば、無色透明な液体なので、蚊でも人でもラットでも一緒、、ですよね。
ちなみに、本日の実験結果は、
①
バンドは出ず。
つまり、DNA抽出orPCR(プライマー)が間違っているということ。
どちらもありうるような条件でやっているので、なんともいえません。
これは来週追加実験を行って、原因を究明することになりそうです。
②
いやぁ、殺虫剤ってすごいわ。
ピレスロイドの濃いものでは蚊は死んでしまいます。
即効性の薬剤なので、いとも簡単に。
薄いものではしぶどーく生き残るものの、そんなに動けない状態。
蚊取り線香の焚き甲斐があります(笑)
でも、やっぱりとっても気持ちが悪い感じです。。
最後、いただいた蚊の残りをエタノール漬けにしたんですが、
(といっても、2mlから10ml程度の小さいビンに入れるだけ)
あまりに気持ち悪くて、途中泣きそうでした。
という訳で、共同研究者のシノさんに大いにお世話になりました。。。
これでも前よりは少しは慣れたんだけどなぁ。
ソロモンでは、ダイビングから始まって、蚊の採取に終わる予定なので、
無事に元気に帰国できることを切に願います。
体的にももちろんのこと、精神衛生上もね。
さーて、①の追加実験について考えなくては!
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