この半年の私の実験対象は
「ソロモン諸島にいるハマダラカであるAnopheles farauti」
そして、彼らの遺伝子はほとんど分かっていません。
アフリカにいる親戚のAnopheles gambiaeは分かっているのですが、
なんせアフリカとソロモン(オーストラリアの東の島)では離れていますので、
あっちこっち違うんですよね。
私たちの目的は、farautiのVGSCという遺伝子を同定することでPCR法(遺伝子を増やして、検査をできる状態にする方法)をできるようにすることで、ソロモンやあの辺の地域の蚊が薬剤耐性なのかどうかを簡単に調べられるようにする、ということです。
VGSC遺伝子に変異があると、殺虫剤に耐性になります。
つまりは、殺虫剤が効かなくなります。
今日は、他のハマダラカ(Anopheles)のVGSC遺伝子が分かっていないのかを調べつくしました。
医学情報、論文などが一度に検索できるWebSiteがあるので、それを使います。
それが、意外と使い方が複雑で難しい。
いや、検索だからひっかかりはするのですが、自分が欲しいものをドンピシャで出すのがけっこう大変なんですよねぇ。
早くうまく使いこなせるようになりたいです。
アフリカにいるfunestusという種類は分かっていました。
ほかにも、微妙に分かっているものもありましたが、アジア周辺、オセアニア周辺は分かっていないようです。
さーて、どうしましょうね?
月曜日に先生ともう一度話し合いをして、方針を固めていくことになりそうです。
No comments:
Post a Comment