研修医の頃、大人を沢山見ていた頃。
ERでは多くの酔っぱらいを見ました。
いわゆる、急性アルコール中毒です。
太ーい点滴を刺し、大量の輸液を入れて、薄めて洗い流してすっきり、という人が多かったですが。
怪我をしていれば、その縫合などの処置をすることもありました。
(酔っぱらいさんたちは、アルコールによって痛みがないので、太い点滴でも、痛い処置でも「お姉ちゃん上手だね。痛くないよ」などとアルコール臭い息で言ってくれたりします。笑)
そして。
研修医を終えるとき、もう急性アルコール中毒は診なかろうと思ったんです。
だって、子供ですもの。赤ちゃんですもの。
でも、その考えは甘かったということを痛感いたしました。
年末にやってきたのは、中学生のアルコール中毒。
かなり酷い状態で、暴れてすごくて、とても私と看護師さんでは抑えられず。
家族の男手を呼んでもらう騒ぎに。
点滴を沢山入れて、翌朝にはけろっと退院になりましたが。
警察に連絡(というよりも、そもそも連れてこられた時点で警察が一緒だった)して、我々もお小言を少し言って。
でも、多分繰り返すんだと思います。
初めて飲んだ訳でもなく、普段はこの量で全然平気なのになぁ、とのたまわりながら帰宅しましたからね。。。
一方で、妊娠中の母が違法ドラッグの類をしていたため、赤ちゃんから反応が出てしまったというような方もいたり。
世の中どうなってるんでしょうね?
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