は、VP-shunt。
脳は頭蓋骨という固いプールの中のお水に浮かんでいる豆腐みたいなものです。
そのお豆腐も、真四角ではなくて、真中に脳室という空間があるような形をしています。
で。
そのお水を作って、回収をして、常に新しいお水になるようになっている訳です。
ところが、いろいろな病気で(水頭症、正常圧水頭症、クモ膜下出血などなど)そのお水を排出できなくなることがあります。
そうすると、頭蓋骨という固い容器のプールに浮かんでいる豆腐は圧迫されてしまいます。
正常な働きが出来なくなってしまうんです。
そこで、そのお水を回収する役割を代わりに果たすのがVP-shunt。
脳室から、腹部にシャント(通り道)を作ってあげる訳です。
頭蓋骨のなかに管を入れて、その管のもう一方の先はお腹の中。
頸の皮膚のした、胸の皮膚の下、を通してお腹まで到達です。
どうやって通すのかと思いきや、そういう器械があるんですねぇ。
うまく出来てるものです。
本日は脳外科と思えない2時間のオペでした。
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